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第9回日本語100文字作文コンテストの結果

第9回 南京日本人教師会「日本語100文字作文コンテスト」結果発表


 2020年度下半期(2021年4月審査)に開催された第9回南京日本人教師会「日本語100文字作文コンテスト」について、結果を発表いたします。今回のテーマは「海」、応募総数は約1000点(参加校は10)の中から75点が入賞しました。
以下にその結果を公表し、また最優秀賞と一等賞の作品を合わせて公開いたします。


第9回 日本語100文字作文コンテスト 入賞者
最優秀賞 莫文欣(南京暁荘学院)、陈焯(厦門大学嘉庚学院)
一等賞  杜佳琪(南京郵電大学)、徐子晗(南京信息工程大学)、
     张润菲(南京暁荘学院)、查雨晨(南京暁荘学院)、
     张远远(南京師範大学)、林晗婷(南通職業大学)、
     金梦妮(三江学院)、应露(厦門大学嘉庚学院)
二等賞  孟娅(南京林業大学)、刘琛(南京郵電大学)、
     杨怡(南京伝媒学院)、赵慧玲(南京信息工程大学)、
     陈斯曼(南京暁荘学院)、杨雅琛(南京暁荘学院)、
     董雪键(南京暁荘学院)、徐熙猛(南京暁荘学院)、
     李晶(南京師範大学)、贝诗怡(三江学院)、
     肖沁妍(三江学院)、刘颜颜(三江学院)
三等賞  蔡漳泓(南京林業大学)、袁依慧(南京林業大学)、
     胡敏(南京林業大学)、邹晓伟(南京林業大学)、
     虞振新(南京郵電大学)、金佳艳(南京旅游職業学院)、
     郑嘉慧(南京信息工程大学)、钟汶斌(南京信息工程大学)、
     姚竹珺(南京暁荘学院)、周璟坤(南京暁荘学院)、
     石润丽(南京暁荘学院)、陆秋季(南京暁荘学院)、
     朱禧龙(南京暁荘学院)、赵欣悦(南京師範大学)、
     杜慧敏(南京師範大学)、顾姜颖(南通職業大学)、
     钱颜希(三江学院)、夏蕾(三江学院)、
     谢童(三江学院)、高沈杰(三江学院)、
     丁筱筠(三江学院)、吴依佳(三江学院)、
     梁振铭(三江学院)、肖正奇(厦門大学嘉庚学院)
 ※順不同です。


優秀賞  29名



<最優秀賞および一等賞の10作品>
※公開するものについて、作者の許可は得てありますが、転載等の際には十分なご配慮をお願いいたします。


最優秀賞 莫文欣(南京暁荘学院)
母は蟹の姿蒸しを作った。弟は皿の中の蟹を見るなり、「カニのママはまだカニの帰りを待ってるね」と泣いた。母は「大丈夫よ。ほら見てね。蟹さんは家族全員で海から引っ越してきたよ」と慰めながら蒸し器を開けた。


最優秀賞 陈焯(厦門大学嘉庚学院)
私は今日、父になりました。「お子様のお名前はもう決めましたか?」「はい、先ほど決めたばかりです。うみです」「海ですか。美しいお名前ですね。何か理由がありますか?」「そうですね……うみ出されましたから」


一等賞 杜佳琪(南京郵電大学)
真っ暗な深海で、クジラは誰にもわからない歌を歌っている。人々はそれを見て孤独の海に生きていると同情した。しかし、孤独を恐れないクジラが、自由の海を泳いでいることを、わたしだけが知っている。


一等賞 徐子晗(南京信息工程大学)
うさぎと猫が好きですから、一匹ずつ飼っています。もふもふで、可愛いですが、季節が変わる時、毛がいっぱい脱けます。あちこちも毛がいっぱいあります。まるで毛の海です。掃除しにくいですが、とても幸せです。


一等賞 张润菲(南京暁荘学院)
昔、空と海は遠く離れていましたが、恋人だったので愛し合っていました。だからだんだん近づいてきました。遠くから見ていると、空と海が溶け合い、どちらが空で、どちらが海なのか、見分けがつかなくなりました。


一等賞 查雨晨(南京暁荘学院)
私は最初暖かい海の中で生活していた。真っ暗ではあったが、怖くはなかった。よく手で慰めてくれる人がいたからだ。9か月後、海は突然消えたが、光の中で私のためにこの海を作ってくれた人、母に出会った。


一等賞 张远远(南京師範大学)
子供の時、「大人になったら、おばあちゃんを連れて海を見に行く」と祖母と約束したが、大人になるまで待ってくれなかった。大好きな祖母に初めて海を見せ、潮の香りを吸い込ませるのは永遠に果たせない約束になった。



一等賞 林晗婷(南通職業大学)
海は美しく危険な場所だ。無限の魅力と可能性に満ちているため、多くの人がその恐ろしい危険性にもかかわらず、海を探索する魅力に没頭している。残された海底の宝は、危険で魅力的で、未知の海の底を探検したい。


一等賞 金梦妮(三江学院)
「海の味、ご存じ」というのは、幼い時よく聞いていた海苔のおやつの宣伝文句だ。この海苔の甘じょっぱい味は絶品だ!海をもっと食べたい!でも、本物の海に行ったら、不味いのが海だった。四歳で初めて嘘を知った。


一等賞 应露(厦門大学嘉庚学院)
海が嫌いだ。なんとなく海の波と風が混じり合う音が泣き声のような気がする。たぶん7歳の夏休み、私はカニを捜し、母は一人で海に向かって立っていた。しばらくして、泣き声のような海の音が聞こえた。あの日、母の母親が亡くなった。



参考:これまでのコンテストの記事
第1回
第1回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第2回
第2回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第3回
第3回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第4回
第4回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第5回
第5回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第6回
第6回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第7回
第7回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ
第8回
第8回日本語100文字作文コンテストの結果 - 南京日本人教師会のページ